雪崩対策!!

寒波により沢山の雪が降っています!!
毎年ニュースで聞く雪崩事故死んでからでは遅いです。 そこで、とりあえずこれだけは知っておきたい雪崩に関する知識音譜
1.弱層テストをする!!
雪山でおこる雪崩事故のほとんどは、積雪内の弱い層の上につもっ た雪が崩れる表層雪崩によるものだ。
もしそういう所に立ち入る際は弱層テストを行いましょう!!
斜面が変わる度に行わなければ意味 がないので、面倒でもマメに行う癖をつけましょう!!
1)斜面の雪面に手で直径30cm程度の円を描き、両手で雪をかき出し ながら高さ20~30cmの円柱を掘り出す。 2)円柱の上部を両手で抱えるようにして手前に引っ張る。 3)1)2)の作業を繰り返し、抱える位置を順次下にずらしながら引っ 張っていく。最終的には深さ70cmくらいまで観察する。 4)軽く引っ張るだけで円盤がはがれたら雪崩誘発の危険大。
5)薄い円盤が何枚もはがれても雪崩誘発の危険あり。
2.大量降雪があったときには行動しない!!
一度に大量の降雪があると弱層の上に積もる雪も当然厚くなり、そ の分荷重も増す。特に急な斜面の場合、弱層は支持力を失いやすく なり、雪崩が発生する危険も非常に高くなる。
また新雪そのもの自体も結合力が弱く危険なので、激しい降雪中や その直後に行動するのは、出来るだけ避けたいものだ。また、山行 日の2~3日前までの間にドカ雪が降ったかどうかもチェックした い。もしドカ雪が降っていれば、積雪の状態が不安定になっている と考えられるので、計画の変更または中止を検討すべきだ。一つの 目安として、一晩に30cm以上の降雪があったら要注意と心得よ う。 ただし、上部に傾斜が急で広い斜面があるときは、10cmの積雪で も注意しなければならない。
3.気温の変化に要注意
特に気を付けたいのが、気温が急激に上昇または下降 したときだ。
気温の変化は、湿雪雪崩を起こしやすい。 このように気温の急激な変化や降雨がみられたときは十分に注意 し、必ず弱層テストを行ったうえて、どう行動するかを決定しよ う。 なお、気温や降雨についても、その2~3日前にさかのぼってチェッ クすると変化の推移がわかり、判断も的確さを増していく。
4.雪崩の危険地帯には近づかない
大きな雪崩の約9割は、35から45度の急斜面で 発生している。 また、樹林帯のなかに一部分だけ木の生えていない斜面があった ら、そこは雪崩が頻繁に起こっているとみていい。そのほか、障害 物のない広大な斜面、沢筋やルンゼ、雪庇の下側なども雪崩の危険 地帯。これらの場所には近づかないようにすることだ。
5.斜面の中の狭い範囲に荷重刺激を与え ない
間隔を開けずに数珠繋ぎになって斜面を登る、ひとかたまりになっ て斜面を滑降する、休憩するために斜面の1カ所に何人も集まる (2~3人でも雪崩発生の事例がある)など、 斜面のごく狭い範囲に 荷重を集中させることによって雪崩は起こりやすくなる。斜面を登 る時はなるべく間隔を開けて行動し、出来るだけすみやかに尾根筋 に抜けられるコースをとるようにしよう。狭い斜面を通過しなけれ ばならない場合は、何人もが同時に侵入せず、ひとりづつ通過する ことだ。
6.行動時にはなるべく転んだりもがかな い
斜面で行動しているときは、なるべく大きな動きや転倒などないよ うに心がけよう。スキーで転倒したり、雪の中でもがいたりするの は、積雪に大きな刺激を与える事になり、弱層を破壊して雪崩を誘 発する危険を増大させる。そう言う意味では、雪崩の危険が予想さ れるコースには、技術の未熟な者を連れていかないほうが無難とい えよう。
7.斜面のトラバースはひとりずつ
ラッセルやスキーでの斜面のトラバースは、微妙なバランスで保た れている斜面の積雪に切れ目を入れる行為であり、雪崩を誘発する 原因になりやすい。まして何人もが一斉にトラバースしたり、間隔 を開けずに一列になって滑降したりするのは、斜面に大きな負荷を かける事になり、大変危険だ。また、斜面の上下で並走するかたち になるトラバースも、両者の間の雪を雪崩させる要因となるので、 行ってはならない。トラバースする時は、必ず1人ずつ行う事だ。
8.吹き溜まりには踏み込まない
風下側の斜面や窪んだ斜面に出来る吹き溜まりでは、短期間のうち に大量の雪が弱層の上に積載するため、雪崩の危険が非常に多い。 特にテントを張ったり雪洞を掘ったりするときには、風が直接あた らない稜線の風下側が選ばれるが、そこが吹き溜まりになっている と、荷重刺激によって雪面が足下からいっきに破壊する事も起きて いる。幕営地や雪洞を掘る場所の選定には十分な注意が必要だ。滑 降時にその吹き溜まりに踏み込んでしまえば雪崩を誘発する事にも なりかねないのでくれぐれも慎重に行 いたい。
9.雪崩ビーコン・スコップ・ゾンデは必 携
雪山での行動者は、雪崩ビーコン・スコップ・ゾンデのセルフレス キュー3点セットを必ず個人装備に加えなければならない。雪崩 ビーコンは小型の電波発信&受信機で、雪崩に巻き込まれた人の埋 没地点を特定するのに威力を発揮する。ゾンデは雪面に突き刺しな がら埋没者を検索する長い棒状の物。スコップは埋没者を掘り出す 時に必要となる。雪崩による埋没者は、15分以内に発見・救助出来 れば生存の可能性が高いとされているが、この3つが揃っていなけ れば迅速なレスキューは望むべくもない。ただし、雪崩ビーコンは ただ持っているだけでは何の役にもたたないので、購入したら講習 会などに参加して使用法をしっかりマスターしておきたい。
10.雪崩にまきこまれてもあきらめない
もし雪崩に遭遇してしまったら、滑降中であればとにかく転ばない ようにして雪崩の本流から遠ざかる方向に逃げる事。たとえ転んで しまって雪崩に巻き込まれた場合でも、あきらめてはいけない。雪 の中を泳ぐようなつもりで、必死にもがきながら浮上する努力を続 ける事だ。岩や樹木などの障害物が目に入ったら、なるべくそちら の方向へ身体をずらし、つかまれる物があればしがみつこう。ただ 無抵抗に流されていたのでは、デブリの深い所に埋まってしまうこ とになる。 また、流されている時は大声を出して、仲間に自分の位置を知らせ るようにつとめよう。最後にどうしてもダメと思ったら、呼吸空間 を確保するために、鼻や口に雪が詰まらないように両手で顔を覆う ことだ。
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